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ゲームについての考察と称した妄想を垂れ流す場所。 現在は人喰いの大鷲トリコの考察を色々やってます。

トリコ一周目クリア 感想

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トリコ一周目クリア 感想

人喰いの大鷲トリコ、ひとまず一周目クリアしました。
忘備録も兼ねて、プレイ中気になったことと感想など書いておきます。




まずはゲームとしての感想から。

前評判でかなり操作性が悪いと聞いていたので恐る恐るプレイしましたが、個人的にはそれほど気にならないレベルで、むしろこの操作性の悪さこそがこのゲームの醍醐味だと感じました。

プレイした方はお分かりいただけるでしょうが、トリコに指示を出しても動かないからこっちじゃないのか…?と何十分もウロウロした挙げ句、やっぱり最初のところが進む先だった!ということが頻繁に発生します。
一人で進むことができず、トリコが動かなければ進行しないという場面がかなり多いので、無駄に時間がかかるという意味では操作性は最悪です。
少年の動きも独特で(ICOとワンダをプレイしている方ならおなじみですが)何ともいえないふにゃっとした動きをします。
ボタンを押してもなかなか思うようにジャンプできなかったり、段差を上がれなかったりというシーンは何カ所かありました。
ゲーム性としては進行の壁となるもの、それを取り除く動作がやや単調で作業感があるのは否めません。
基本的にはレバーを引いて扉を開く、トリコが怖がって進まない目玉模様のガラスを壊す、お腹が減って動かなくなったら樽を探す、あとはトリコに乗ってひたすら先へ進むということを何度も繰り返すことになります。
ストーリーはそれほど長くないので、やる気がなくなるほどの単調な作業ということもありませんが、中盤はまたそれか…と思ったりはしました。
自由度としてはICOやワンダに比べると遥かにできることが限られています。
人によって攻略方法が異なるということもなく、とりあえずするべきことをしていくうちに物語が進行して行きます。

中盤以降、トリコに一応指示を出せはしますが伝わっているのかいないのか、それもよく分かりません。
でも、それも全てトリコが『生きている』からだと受け止めれば、当然のことなんだとも思えてきます。
ペットを飼ったことがあれば分かるでしょうが、彼らには彼らの意思があって、こちらの指示は気が向けば聞いてくれるし、どんなに言っても頑に拒否することもあります。

そうした気まぐれがあるからこそプレイヤーはトリコに生命と愛おしさを感じ、一緒に困難を乗り越えたときに達成感を味わうことができるのだと思います。
これほどまでに、画面上の生き物に『生きている』という感覚を覚えるゲームは他にないのではないでしょうか。
自分でコントローラーのボタンを押して指示を出し、時には一緒に遺跡を抜ける風を浴びて立ち止まり、ことあるごとにイーソイソイと撫でくり回さなければ分からない、ゲームだからこそ実現できた感動がそこにあるように感じました。

おすすめ?と聞かれると難しいところではありますが、動物を飼ったことがある人はほとんど苦痛を感じること無く進められると思います。
あとは、考察好きにはこんなにいいゲームもありません!
考察し放題、どんどん妄想は膨らみ、確認したいことがいくつかあるからと二周目に突入してしまうことでしょう。
そして、このゲームだけでしか感じることのできない感覚、唯一無二の魅力を持った作品です。
興味があればぜひ一度、最後までプレイしてみて欲しいと思います。


あ、物語とは関係ありませんが高所恐怖症や閉所恐怖症にはあまり優しくないですので、極度に苦手な方は注意した方がいい…かも?
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